趣味のはなし

Hobby/趣味

じぶんを多趣味だと言いだす僕の真実とは…

名乗ったもの勝ちな世の中で

僕はプロフィールにも書いたように多趣味だ。

興味のあることはすぐに首を突っ込もうとする。

ただ、趣味だと言っちゃっていいレベルのラインが、一般的な判断基準と照らし合わせると、むちゃくちゃ浅い気がする。 いや、気のせいじゃなく全然深くない。

たとえば僕は16歳の頃の原付に始まり、400ccのアメリカンバイク、200ccのオフロード車など、今、乗っているTW225という愛車を含めると6台のオートバイを所有してきた。

そう聞くと、「正真正銘のバイク好きおじさんじゃん!!」と思われそうだけど、全然そんなことない。 何ならいまだにガソリン入れること以外はできないし、ましてやメンテや修理なんて全くできない。。。

ツーリングもたまーにソロキャンがてらいくけど、途中で謎の不調でバイクが動かず、スゴスゴと引き返してきたこともある。 ←レッドバロンに持ってったら1分で直った(;^_^

カヌーに至っては3年前ぐらいに近くの湖でモンベルさんが主宰していた超初心者向けの1日体験ツアーと、去年にわざわざ葉山まで行って体験したシーカヤックツアーの2回しかやったことがない。 もちろんマイカヌーや、カヤックなんか持っていない。

カヌーが趣味とか言ってもいいじゃないかっ!

今の時代、「そんな仕事あんの!?」と思えるような肩書きを名のる人がTVにコメンテーターとして出ていて、よくよく聴いてたら、実はその仕事の名前すら自分で考えた名前だったりして、ほかの人には検証のしようもない世界が当たり前になっちゃっている。

だから、どれだけ経験が浅くても、どれだけ道具が揃っていなくても、どれだけ名前が知られていなくても、「すごい好きで、やる機会があれば喜んでやる」ことを趣味というぐらい全然間違っていない。

だってさ、今じゃソロキャンなんかやっちゃう僕だけど、キャンプ歴といえば、小学校の頃から実家の隣にある山の中腹の湖まで、毎年夏休みに自転車でヒーヒー言いながら釣り道具持って行ってたんだぜ! 

あの頃は、僕らは「アウトドア」とか「キャンプ」とかの言葉すら知らなかったんで、誰一人、自分の趣味が「キャンプ」なんて言ったことがなかった。

だけど、今思えば、テントから3人が頭だけ出して、流星群でキラキラ光る満天の星空を見たり。 肝試しだといって、キャンプ場からさらに山頂に向かっていく、マムシ注意の看板が立つジャングルのようなけもの道を、薄暗い懐中電灯ひとつ持って出かけたり。。。

思えば、カッコつけてやっている最近の僕の趣味の「アウトドア」なんかより、40年前の僕たちの方が、よっぽどワイルドでサバイバルを全力でやっていた気がする。

なぜ今更、多趣味や肩書きにこだわるのか?

このブログを書いてて思ったのは、子どもの頃と違い、なんで僕は今になって自分の興味のあるものを発信したり、肩書きを名のりたいと思っているのだろうか?

ひとつ、これかな…と腹落ちしたのは、子どもの頃と違って「キャンプ行こうぜ!」とか「釣り行こうぜ!」と誘ってくれる友達がいなくなってしまったことで、自分の興味のあることを伝えることで、誰かに誘ってほしいんじゃないかなあとスーパー恥ずかしい結論に至ってしまった。

ちょっと書いてたら寂しくなってしまった。

よくよく思い返してみると、旅好きなのも誰かとしゃべったり出会ったりしたいだけだし、美味しいものを食べるのも、もしかすると、それを誰かに教えてあげたいだけなのかも知れない。

だれか、同じ趣味や考えの人、連絡くれないかなー。

ま、来たら来たで、超緊張してろくに返事もできない気もするけど。

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