少しだけ楽になってもらうこと
やってきたこと
僕は比較的若い頃から今までに、年齢・性別・たまに国籍も超えて、
本当に多くの人たちと出会い、育て、育てられてきた。
現実的に言うと、、、ずっとある小売業の雇われ店長をしていて、
多くの社員さん、アルバイトさんと一緒に働いてきたって訳で、
おそらくその数は2,000名をもう超えている。
会社の指令で今まで8つの都道府県に住み、通算13回の引っ越しをしたので、
田舎育ち、都会育ちなど、ある程度の人々と付き合ってきた自負はある。
※ちなみに僕は純度100%の田舎育ち。
多くの人と実際に接したからこそ分かってきたこと
50歳を超えても、毎年10代後半のスタッフさんを採用し、上は60代も活躍
する組織で人と関わっていくうちに、自ら気づいたことがいくつかある。
それは心理学や、カウンセリングの本で覚えるような知識じゃなく、上手く
言えないけど、【この場合はBetterな選択肢はコレだ!】みたいな、色んな
成功/失敗を繰り返したからこそ分かる【想い出】みたいなものです。
それは悩みやトラブルを抱えた人の性格のパターンによって変わったり、
抱えている問題の特徴などで変わる。
やろうと思ったキッカケ
おおげさなことじゃなく、人の悩みを聞いて、ちょっとでも解決に
向かったり、気持ちを楽にできるんじゃないか…と思ったのは、
ふと、この30年を思い出した時、多くの同僚や、スタッフさんから
「少し相談に乗ってもらえない?」という声を掛けてもらい、かなり
の割合で「気持ちが楽になった」とか「そうだったのか!」と笑顔で
帰っていく姿を見ることができて、そして、それをニヤニヤしながら
喜んでいる自分を思い出したから。
一応、小規模ながらも長いこと人を束ねる立場にあったので、それこそ、
たくさんの啓発本やハウツー本、そして血迷って民間のカウンセリング
資格なんかも取ったけど、今思えば、無駄だったとは言わないが、環境
からくる経験値には勝てないなと思う。
根っこの部分の考え方
僕は人から言わせると「悩みの無いタイプ」に見えるらしい。
でも、自分ではもちろん、そうは思わない。
なんなら、僕ほど悩む人間はそうそう居ないと思っている。
ただ今思えば、悩み事を抱えて相談に来ていた人に共通して
いた考え方は、、、「自責の傾向が強い」という点だったんじゃ
ないかな。
とにかく悩みの要所要所に「私がもっとこうすれば」が入ってくる
のである。
確かにかなりの自己啓発の本の中にも、「人は変えられない」とか
「自分なら変われる」とかの記述が多いのは分かる。
でも、僕は自分でも意識できるくらいは「他責」の割合が多い、、、
気がする、、、。
だから、人の相談を聞くうちに、「え、それって〇〇さん何も悪く
ないよね? だから、相手が××野郎だと思って悪口言ってれば
良くない??」とすぐに言い出してしまう。
それが、ほかの同僚に相談した時と違ってスカッとするらしく、
相談者からは評判が良かった気がする。
なんなら、定期的にストレスを少し貯めては、まるでアポでも
取るように、「何時なら話聞いてもらえますか?」なんて予告も
多く頂いた。 忙しい時だと無下にもできず、ちょっと困った
時も多かったけど…。
他責だから視えること
そんな考え方でいいのかどうかは自分では分からないけど、もしかすると
僕と話すことで、何か違った方向から自分の悩みを視ることができて、
やっぱり気持ちが楽になったり、前に進めるならと思って、これも仕事の
一つに変えていこうと思っている。
最初は趣味みたいにやろうと思っていたけど、ある意味、その経験は30年
で十分に得たと思うので、今度は、お金をもらうレベルまで自分のスキル
を磨くことに意識していこうと思う。
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