離職率を下げる方法

教育

定着率の低下が起こす様々なトラブル

自分も若いころに経験がありますが、スタッフを採用しても採用しても、すぐに

辞めてしまい、全然定着しないことがあります。

もちろん採用した後で、どうしようもない理由で辞めざるを得ない時もあるかと

思いますが、ごくごく僅かで、めったにそんなことは起こりません。

にもかかわらず、『急に親が入院した』とか『学校の成績が落ちた』

など、さまざまな理由で採用直後に退職が続く時には要注意です。

なにかハッキリとした理由があって、新人さんが、あなたのお店に不安を

感じてしまっている可能性があります。

ちなみに、この状況が何度も繰り返されると、どんなトラブルが起きやすい

でしょう。

<離職率が高い時に発生するデメリット>

●研修にかけた時間お金無駄になる。

●いつも戦力不足。

●お客様にも迷惑が掛かる。

●募集費用がかさむ。

ほかにも細かいダメージを上げればもっとあると思いますが、

これだけでも人不足の環境で起こったらかなりの痛手です。

大切なのは、みんなで育てる雰囲気づくり

結論から言うと、離職率の高い職場は、新人さんにとって居心地が悪いと

感じる要素が詰まっています。

たとえば、初出勤日の1~2時間だけ社員やリーダーがマニュアルに沿って

新人研修を行うものの、その後についてはそこらへんにいる中堅スタッフに

『あとは適当に教えといてやって!』

スルーパスして研修終わり…や、任されたはずの先輩スタッフも

『とりあえずやって、分かんない時は聞いて』

と言われてしばらく放置プレイ…。

これでは初日が終わって店を出た瞬間に『適当な理由つけてやめようかな。』

と思われてもしょうがないですね(-_-;)

具体的な手法はあとで書きますが、大切なポイントは、面接した人も、最初に

研修を任された人も『お前のことを気にかけてるぜ!』

と、いやでも新人さんが感じる職場環境を作ることが、長続きさせる秘訣と言えます。

面接~採用~研修~定着への大まかな道筋

👉ポイントだけに絞って 面接》採用》研修》定着 の流れを説明します。

①面接

できれば面接官(この場合は社員かリーダー)の他に、最初の研修を任せるつもりの

先輩スタッフも同席してもらうことをおすすめします。 

役割で言うと絶対聞かないといけない必須項目は面接官、そして先輩スタッフからは、

もうちょっと砕けた質問を投げてもらい、あえてリラックスさせます。

👉この時、しっかり復唱しながらメモを取る姿を見せると好印象です。

②採用

先輩スタッフに採用するスタッフ決めさせてあげてください。

もちろん、何らかの理由で、どうしても採用できない人物は除いた上で

その中から『誰がこの店にふさわしく、指導したいか?』を指導する

本人に決めさせることが大切です。

③研修

研修マニュアルが存在する職場だと仮定すると、その研修の初日は当然

先ほどの先輩スタッフが行います。

そして、一緒にできるだけ多くのスタッフに挨拶をして、先輩スタッフ

自ら『色々助けてあげてね』と一声かけて紹介しましょう。

そうすれば先輩スタッフが不在の時にも、助けてくれやすくなります。

④定着

先輩スタッフは、新人さんがある程度独り立ちするまでは、日々の研修

メニューをマニュアルをもとに決めて、自分が不在の時は誰に指導させる

かを事前に決めておき、当日までにそのスタッフに引き継いで置くのが

ベストです。

そして、次回の出勤日に新人スタッフ、できれば教えてくれたスタッフにも

『どうだった?』

と聞いてあげてください。 これだけで飛躍的に定着率は上がります(^^)

ポイントは相手に関心を持っていることが伝わっているか・・・です。

無関心だと思われれば辞めたくなるし、逆に自分の成長を気にかけてくれて

いると気が付けば80点j!! かなり居心地の良い職場だと思われます。

👇あまりにも有名な山本五十六の名言ですね。

さらにこれも意識できたら100点!!

今までの流れを徹底するだけでも定着率はかなり改善すると思います。

ただ、これからお話することを実践できれば、さらに定着率が上がります!

さらに、それだけでなく新人さんの成長速度も加速すること間違いなしです。

それは、、、

プライベートの話を積極的にすること

です。

人間、仕事の会話だけでは、なかなか打ち解けることができません。

打ち解けるのに時間が掛かると、些細な質問ができる先輩が少ないことから

本当に困った時や、ミスをした時しか相談することができないため、

大きなストレスを抱えやすくなります。

なれ合うのはNGですが、『こんなこと聞いても大丈夫かな?』という

レベルの質問を、気兼ねなく聞ける先輩が何人かは必要です。

まずは先輩から積極的に朝礼前・休憩中・少し余裕がある時に

あえてプライベートな話題を振ってみましょう!

プライベートな話の中には自分の価値観の共有という要素が

含まれています。

お互いの価値観が理解できたり、少しでも重なる部分を見出したら、

共通の趣味や話題が生まれ、距離が自然と縮まりますよね(^^)

これこそが本当のコミュニケーションではないでしょうか。

離職率を下げることは、居心地の良い環境を作ることに直結します。

それは、先輩スタッフさんにとっても居心地が良くなることで、

しかも、早く新人さんが育つことで、自分はさらに高度な仕事を

する時間も生まれるはずです。

なかなか人が定着せずに悩んでいるお店の店長さん、リーダーさんは

だまされたと思って、ちょっとだけこの内容を参考に実践いただけると

幸いです。

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