子どものころから人と手を繋げないほど、手のひらの汗がすごかったり、授業中の発表などで大量の汗をかいてしまって人前に出るのがこわい…。これって多汗症?
そう悩むひとはかなりいらっしゃいます。
多汗症の多くの人が幼少期から思春期に発症しているそうです。
症状は、手のひらや足のうらに異常なほどの大量の汗をかく症状です。
精神的に緊張してときなどに見られます。
まさに、人前に出るときに緊張するときに凄い汗が出るあの症状です。
手汗、足汗、脇汗が異常に出てしまい、恥ずかしさでよけいに汗が出て辛いですよね。
多汗症には2種類ある
・全身性多汗症→汗が全身から異常に出る症状
原因は
・原発性(特に原因がない)
・感染症
・内分泌代謝異常
・神経疾患
・局所多汗症→からだの一部にだけ異常に汗が出る症状
原因は
・原発性(特に原因がない)
・腫瘍
・外傷
・神経障害
手汗、脇汗、足汗などの異常発汗は原発性局所多汗症になります。
通常では考えられないほどの量の汗が過剰に出るので、本当につらいですよね。
授業や仕事にも支障が出るので、治せるものなら治したいものです。
この原発性局所多汗症の原因は?
まだはっきりと原因は解明されていませんが、この原発性局所多汗症のひとは発汗をうながす交感神経が敏感ともいわれています。
また、多汗症のひとで家族に同じ症状のひとがいる確率が65%あったとの海外の研究報告もあることから、遺伝的なものである可能性も否定できません。
日本でも多汗症患者(重症のひと)の遺伝子分析で原因遺伝子があったそうです。
私の多汗症は重症?チェック項目
多汗症の重症度の判定は、自覚症状からチェックすることができます。
①自分では全く気付かない。特に気にならない。
②たまに邪魔になるけれど、我慢できる。
③よく邪魔になるけれど、なんとか我慢できる。
④常に邪魔になるし、耐えられない。
このうちの③と④が重症になります。
多汗症の治療法は?
多汗症の治療法には患者さんの重症度レベルによって段階があります。
皮膚科での治療法
手のひら・足のうらの汗の治療
・塩化アルミニウムを塗る
→刺激性皮膚炎が副作用としてあります。
副作用が出た場合、治療を中止するかステロイドの外用という選択があります。
・イオントフォレーシス治療
多汗症の患部に微弱電流を流す治療法です。手汗、足汗に有効と言われています。
この2つの治療法が第一段階で皮膚科で行われています。
→イオントフォレーシスは、副作用がないので多くの方が行っている治療法です。
ですが、ひとつでメリットとしては長期間通い続ける必要があるため、仕事など都合で皮膚科の診療時間内に通えないという声も多くあります。
そのため、最近では自宅で自分でかんたんにできるイオントフォレーシス治療機器を購入して使っているひとが多くなってきているようです。
日本の製品では販売されていないのですが、海外製品で個人輸入できるイオントフォレーシス機器(家庭用)があります。
その中でも、ヤフー知恵袋などでも実際に使って効果があったというレビューもあるのが【saalioサーリオ】という機器です。
皮膚科に通い続ける時間がないひとで、多汗症を良くしたい人はチェックしてみてくださいね。